view conf/doc/ja-prompter.rf @ 0:bce86c4163a3

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author kono
date Mon, 18 Apr 2005 23:46:02 +0900
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.\"	@(MHWARNING)
.\"		written by MH-plus project
.SC PROMPTER 1
.NA
prompter \- プロンプト形式のエディタ
.SY
prompter
\%[\-erase\ chr]
\%[\-kill\ chr]
\%[\-prepend] \%[\-noprepend]
\%[\-rapid] \%[\-norapid]
\%[\-doteof] \%[\-nodoteof]
file
\%[\-help]
.DE
このプログラムは通常ユーザーが直接起動する事はなく、
\fIcomp\fR、\fIdist\fR、\fIforw\fR、\fIrepl\fR から、
file で指定される RFC\-822 形式のドラフトの雛型を
操作するエディタとして働きます。

\fIprompter\fR はメッセージを高速に作成する事が出来るエディタです。
特に、遅いネットワーク(2400ボー以下)経由で \fIMH\fR を使う場合には有用です。
これは、
プロファイル・エントリにオプション等を指定もできる \fIMH\fR プログラムですが、
ユーザーが直接呼び出す事はありません
\fIcomp\fR、\fIdist\fR、\fIforw\fR、そして \fIrepl\fR コマンドが、
`\-editor\ prompter' で指定された場合や、
プロファイル・エントリ \*(lqEditor:\ prompter\*(rq による場合や、
あるいは、\*(lqWhat now?\*(rq で `edit\ prompter' と指定された場合に、
\fIprompter\fR をエディタとして呼び出します。

\fIprompter\fR はドラフトの雛型の中に中身が空のヘッダー行を見つけると、
そのそれぞれについて、ユーザーに反応を求めるプロンプトを出します。
<RETURN> を打つと、そのヘッダー行をそのまま置いておきます。
また、`\\' を直前に置いた <RETURN> はそのヘッダー行が継続行として、
次の行に続く事を意味します。
継続行は必ずスペースまたはタブで始まらなければなりません。

中身が空でないヘッダー行はそれぞれ、ドラフトにコピーされ、端末に表示されます。

メッセージ・ボディの始まりは空行かダッシュの行で表されます。
もし、ボディが空でなかったら、プロンプト(これはファイルには書き出されない)は

    \*(lq--------Enter additional text\*(rq

あるいは(`\-prepend' が指定された場合は)

    \*(lq--------Enter initial text\*(rq

となります。メッセージ・ボディの打ち込みは end\-of\-file (通常 CTRL\-D) で
終了します。
`\-doteof' オプションをつけると、
ピリオドだけからなる行も end\-of\-file として認識します。
この時点で、処理は呼び出し元のプログラムに戻されます。
\*(lqWhat now?\*(rq と聞かれた場合は、
これに対する様々なオプションは \fIwhatnow\fR(1) を参照して下さい。

`\-prepend' オプションを使うと、
ユーザーは打ち込むテキストをメッセージ・ボディの最初の部分に追加し、
残りのボディをそれ以下に置くことが出来ます。
これは \fIforw\fR コマンドで有用です。

`\-rapid' オプションを使うと、
もしドラフトのメッセージ・ボディ部に既にテキストがある場合、
それをユーザーの端末に表示しません。
これは低速の端末に於いて有用です。

行編集文字の kill 文字と erase 文字は `\-kill\ chr' と `\-erase\ chr' で
指定出来ます。chr は文字または `\\nnn' 形式で、
\*(lqnnn\*(rq はその文字の八進数の値です。

ヘッダー行を打ち込み中に割り込み(通常 CTRL\-C)をかけると、
\fIprompter\fR とそれを呼び出した \fIMH\fR コマンドを終了します。
メッセージ・ボディを打ち込み中に割り込みをかけると、歴史的な理由により、
CTRL\-D と同じ扱いをします。
これは \fIprompter\fR を終了する事を意味します。

\fIprompter\fR へのオプションでない最初の引数は、
ドラフト・ファイルの名前と考えられ、
それ以降のオプションでない引数は無視されます。
.\" (\fIrepl\fR はエディタを二つのファイル引数と共に呼び出します。
.\" ドラフト・ファイル名と返信されるメッセージ・ファイル名です)
.Fi
^$HOME/\&.mh\(ruprofile~^ユーザーのプロファイル
^/tmp/prompter*~^メッセージの一時コピー
.Pr
prompter\-next:	\fIprompter\fR を終了した後で、呼び出されるエディタ
.Ps
^Msg\-Protect:~^新しいドラフトを作る際にセットされるモード
.Sa
comp(1), dist(1), forw(1), repl(1), whatnow(1)
.De
`\-prepend'
.Ds
`\-norapid'
.Ds
`\-nodoteof'
.Co
無し。
.Hh
`\-rapid' オプションは特に \fIforw\fP コマンドで有用であり、
`\-noprepend' は \fIcomp\ \-use\fP で有用です。

ユーザーは \fIprompter\fR を別の名前で(例えば \*(lqrapid\*(rq)リンクを作り、
それのプロファイル・エントリに適切なオプション(例えば \*(lqrapid: -rapid\*(rq)
をつけたいと思うかも知れません。
これは異なる \fIMH\fP コマンドに prompter を異なる呼び出し方をさせる事
(例えば、\*(lqforw: -editor rapid\*(rq)を容易にします。
.Bu
\fIprompter\fR は \fIstdio\fR\0(3) を使うので、
ヌル文字を含むファイルを編集すると、それが失われてしまいます。
.En