.\" @(MHWARNING) .\" written by MH-plus project .SC VMH 1 .NA vmh \- MH のビジュアルフロント・エンド .SY vmh \%[\-prompt\ string] \%[\-vmhproc\ program] \%[\-novmhproc] \%[switches\ for\ \fIvmhproc\fR] \%[\-help] .DE \fIvmh\fR は \fIMH\fR のウィンドー処理プロトコルのサーバー側として実装された プログラムで、画面分割するために \fIcurses\fR\0(3) ルーチンを使います。 これは、このプロトコルのクライアント側として実装されている任意のプログラムを 呼び出します。 この後者のプログラムは \fIvmhproc\fR と呼ばれ、 `\-vmhproc\ program' オプションで指定できます。 この全ての結果として、ディスプレイ端末で \fImsh\fR を走らせる時に、 良いビジュアル・ユーザーインターフェイスを得る事が出来るという事です。 これをするには例えば、次の行を .ti +.5i mshproc: vmh \&.mh\(ruprofile に加えます (これは \fImsh\fR が \fIvmh\fR のデフォルトの \fIvmhproc\fR であると いう事実に優先します)。 この設定を押し進めるために、 もし `\-novmhproc' オプションが指定され、 \fIvmh\fR が端末上で実行できない場合、 \fIvmhproc\fR 自身がウィンドー処理プロトコル無しに直接実行されます。 プロトコルの初期化の後で、 \fIvmh\fR はユーザーに、クライアントに送るコマンドを聞くためのプロンプトを 出します。 通常、コマンドを送った結果、一つ以上のウィンドーへと出力が送られて来ます。 もし、ウィンドーへの出力がスクロールを引き起こすような時、 \fIvmh\fR はユーザーの指示を待ちます。 これはおおまかに言って、\fIless\fR や \fImore\fR と同じような機能を持って います (例えば、前にも後ろにもスクロールする事が出来ます): .nf .in +.5i .ta \w'RETURN 'u +\w'* 'u SPACE 1画面進みます。 RETURN * 1行進みます。 y * 1行戻ります。 d * 10行進みます。 u * 10行戻ります。 g * 任意の行に飛びます。 (g の前に行番号を指定します)。 G * ウィンドーの最後に移動します (もし行番号が指定されれば `g' 同様に働きます)。 CTRL\-L スクリーン全体を再表示します。 h ヘルプ・メッセージを表示します。 q そのウィンドーを終了します。 .re .in -.5i .fi (`*' の付いてるものは前に数字を指定する事に意味があります) もし、コマンドの結果、一画面以上の情報を表示することになり、 ウィンドーに情報を送り出しているコマンドを穏やかに終了させた (すなわち、ウィンドーに送られて来ている情報を止めるために `q' を入力しなかった) 場合、 \fIvmh\fR はそのウィンドーを熟読出来るように、 そのウィンドーの最後の変更状態を保持します。 これは前後にスクロールして見るのに便利です。 終わったら単に `q' を入力するだけです。 \fIvmh\fR を(コアダンプさせずに)異常終了するためには (通常 CTRL\-\\) を入力すればいいです。 例えば、 これは \fIbbc\fR や \fImsh\fR と使う時に \*(lq正しく\*(rq 動作します。 .Fi ^$HOME/\&.mh\(ruprofile~^ユーザーのプロファイル .Pr ^Path:~^ユーザーの MH ディレクトリを決める .Sa msh(1) .De `\-prompt\ (vmh)\ ' .Ds `\-vmhproc\ msh' .Co 無し。 .Bu `\-prompt' に対する引数は、\fIvmh\fR を呼び出すシェルにとって 一語として解釈される形でなければなりません。 従って、 通常、このオプションに対する引数はダブル・クォートで囲まれなければなりません。 現在、 クライアントにシグナル(例えば、中断や終了など)を送る方法がありません。 しかし、 \fIvmh\fR が端末からコマンドを読んでる時に QUIT を入力出来るので、 クライアントを即座に終らせるのには充分です。 たまに変な挙動 (クライアントとの通信やウィンドー処理プロトコルの接続を失うなど) をすることがあります。 .En