画面共有システムTreeVNC
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Miwa Oshiro
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自己紹介
琉球大学工学部情報工学科の大城美和です。
現在、河野研に所属しており、TreeVNCの開発をしております。
TwitterID : morobororo
研究目的
この研究では、
- プレゼンテーションが見えない、聴こえないといった問題を失くすこと
- スムーズな画面表示・画面の切り替えが行えること
- 綺麗な画質を保ちながらプレゼンテーションをすること
- 参加者同士が充分なコミュニケーションを撮れること
を目的としています
TreeVCNを使ってもらっています
TreeVNCは画面共有システムである。
このシステムを実際の授業やゼミで導入している。
- ひとりひとりがPCを持っている前提である。
- 手元のPCで発表者のPC画面を見ることが出来る。
- 発表者の切り替えも、TreeVNCのshareボタンを押すことによってできる。
今までのTreeVNCとの違い
TreeVNCは、卒業した先輩から引き継いで改良を重ねています。
今までのTreeVNCからアップデートした点を述べていきます。
動的なport番号の指定
今までのTreeVNCでは、通信に固定ポート番号を利用していました。
固定ポート番号を失くし、動的にポート番号を割り当てることにした。
これにより、
- 1台のPCで複数のTreeVNCを立ち上げることができるようになりました。
- 最低限のソケットポートを開けることによって、メモリ使用量を抑えることにもつながる。
複数ネットワークインターフェースで利用可能に
クライアントの木構造を、ネットワークインターフェース毎に構成するように変更しました。
これにより、
- 授業中、有線・無線どちらでも利用可能になりました。
- 速度の遅いクライアントの接続による速度低下を解消しました。
Threadに名前を
名前のついていないThreadに名前をつけた。
これにより、
- デバッグの際、動作しているThreadの役割がわかるようになった。
- デバッグしやすくなった。
One more thing...
AliceVNC
AliceVNCができた。
- 本研究室では、分散ネットフレームワークAliceを開発している。
- AliceでTreeVNCを実装することが出来た。
- Aliceを用いるメリットとして
- ネットワークトポロジを構成してくれる
- TreeVNCで必要とされるコネクションを管理してくれる
TreeVNCのこれから
これから実装予定の機能です。
- 同一ネットワーク上だけでなく、外部からも接続出来るようにしたい
- それに合わせて、音声の共有をしたい
- 複数の画面共有をしたい