Ceriumによる
正規表現マッチャの実装

Masataka Kohagura
16th July , 2013

研究目的

本研究室では、Cell用に作られたCeriumにて並列プログラミングを行なっている。様々な例題を実装することにより、どのような問題でも並列処理ができることを証明する。

現在は文字列サーチを実装している段階で、ボイヤームーア法を実装している。 セミグループという、分割したファイルに対して並列処理をさせるような手法によって、既存の文字列サーチと処理速度を比較し、どれだけ速く、どれだけ効率よくなるのかを測定する。

現在、PCでの音楽制作環境においてマルチコア化の問題を抱えていることが多く、マルチコア化に対応したと謳ってる音源、DAW(音楽生成ソフト)も実際はシングルコアでしか動いていないことが多い。 そして、PCによる音楽制作過程の中でマルチコアを活かせるようなソフトウェアを作成したい。

考えている内容(並列かどうか疑問なものも含める)

・ コード進行自動生成ツール (進化計算?)

・ソフトウェア・シンセサイザーのマルチコアによる音源生成 (音声解析?)

現在

・結果表示を、ポジションからマッチ数に変更。
(正確なマッチ数を表示させるためと、文字列サーチの時間を計測したいため)

・時間測定時をしようとした際にWikipediaのファイルのような大きなファイルを読み込むとデッドロックが起きる

・set_inDataが上手くいかない
(Perlでソースを生成させる際に検索ワードを埋め込む方向にしようか検討中)