自己紹介
琉球大学工学部情報工学科の大城美和です。
現在、河野研に所属しており、TreeVNCの開発をしております。
TwitterID : morobororo
VNCとは
VNCとは、
コンピュータの画面を遠隔操作できるソフトウェア
のことです。
このVNCを改良し、普段の授業やゼミの質を高めていきます。
授業中に起こる問題
- 教室は広いのにプロジェクタの数が1つしかない。
- 目が悪くてプロジェクタで映された先生の画面が見えない。
- 先生がおもむろにプログラミングを始めるけどついていけない。
ゼミ中に起こる問題
- 発表者が代わる度に、ケーブルの抜き差ししなければならない。
- システム環境設定を開いて解像度の変更しなければならない。
- 画面の解像度の違いで綺麗に画面が映らない。
画面共有システムTreeVNCを使えば
- 手元のPCに先生の画面が映される!
- 教室の端っこに座っていても付いていける!
- ボタン1つで画面の切り替えが可能!
- そのままの解像度で共有されるので設定不必要!
以上のような嬉しい効果が得られます。
従来のVNCとの違い
バイナリツリー状にクライアントが接続される。
各nodeに最大2台分のクライアントしか接続されない。
配信する画面データをコピーする回数が減り、rootにかかる負荷が分散される。
これによって遅延や処理落ち等を解消しています。
TreeVCNのこれから
外部からも接続出来るようにしたい
沖縄から、東大の授業に参加できる。
音声共有
遠隔で授業に参加するとなると、音声も必要となる。
複数画面の共有
書記の人の画面も共有することによって、まとめがしやすくなる。
AliceVNC
分散ネットフレームワークAliceを用いた実装も行われています。
AliceVNCを使用するメリット
- ネットワークトポロジの構成をしてくれる
- VNCを直接いじることなく、Tree状に構成することができる。
- TreeVNCで必要とされるコネクションを管理してくれる