画面共有システムTreeVNCの研究
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Miwa Oshiro
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研究目的
多人数で意見を交わし合い、モチベーションを高めたい。
そこで多人数でのコミュニケーションの充実を測る。
コミュニケーションの要素として、
目的を共有し、意見・アイデア・質問を交わし合うことが必要である。
更に、遠隔地からでもその場の臨場感が味わえるようなシステムにしたい。
研究目的
TreeVNCでは、多人数に画面を配信することによって、
手元のPCで一つの画面を共有することができる。
画面の切り替えをスムーズに切り替えることができ、
綺麗な画質を保ちながらリアルタイムで共有することができる。
更に、遠隔地からでもコミュニケーションに参加できるように、
ルータを超えて画面を配信することができるようになる予定である。
やってきたこと
- メールでpatchが送信出来るようにしました
- HDサイズに拡大するボタンを追加しました
- 音声共有機能を実装しています
HDサイズに拡大するボタン(adjustHdSizeButton)
- 共有されている画面サイズの横幅を取得
- ServerChangeRequest時に1画面の大きさをrootに送信する
- adjustHdSizeButtonボタンを押すと、rootに1画面分の横幅を要求するメッセージを送信する(REQUEST_SINGLE_DISPLAY_WIDTH)
- rootはframebufferUpdateに載せて、1画面分の横幅を送信する(SEND_SINGLE_DISPLAY_WIDTH)
- デフォルトでscalFactorは100.0である
- scaleFactor = (hdWidth / width) * defaultScaleFactor;
- これをセットすることによって、横幅が1920に拡大される
音声共有機能(shareSoundButton)
- 音声と画面を共有するボタンを追加
- 現時点では、node->rootのみ
- ホストnodeで送信用Threadを立ち上げる
- ホストnodeからrootへ受信用Threadを立ち上げるよう要求(READY_SHARE_SOUND)
- 送信用Threadから受信用Threadに音声データのpacketが送信される
問題
- UDPで送信しているため、固定ポート番号ができてしまっていてデバッグがしにくい
- MulticastQueueにpacketをputする送信方法に変更したい
- 他nodeには、rootからframebufferUpdateで音声データを流そうかと思っている
画面共有のボタンはどちらが良いか
Mac OSX の画面共有アイコンを参考にしたイメージ
ひとりが配信しているイラストのイメージ
これからやること
- 音声共有機能の実装
- node -> root間の送信方法変更
- root -> 他nodeへの送信
- 送信・受信の終了処理追加
- ルータを越えた接続の実装
- 卒論