# HG changeset patch
# User oc
# Date 1417145669 -32400
# Node ID 085c8022e2a2b7da9a6993a206caf02125eb984d
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自己紹介
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琉球大学工学部情報工学科の大城美和です。
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現在、河野研に所属しており、TreeVNCの開発をしております。
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+ TwitterID : morobororo
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研究目的
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本研究では、ゼミや講義をする際に、
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- - プレゼンテーションの資料が見えない、聴こえないといった問題を失くすこと
- - スムーズな画面表示・画面の切り替えが行うこと
- - 綺麗な画質を保ちながらプレゼンテーションすること
- - 参加者同士が充分なコミュニケーションを取れること
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を目的としている。
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VNCとは
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VNCとは、
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コンピュータの画面を遠隔操作できるソフトウェア
のことです。
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このVNCを改良し、普段の授業やゼミの質を高めていきます。
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研究目的を果たすための中間目標
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遠距離にいる人でもゼミ・授業に参加できる
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授業中に起こる問題
- - 同一ネットワークの外からTreeVNCに接続できるように
- - 遠距離なので、音声の共有も必要になる
+ - 教室は広いのにプロジェクタの数が1つしかない。
+ - 目が悪くてプロジェクタで映された先生の画面が見えない。
+ - 先生がおもむろにプログラミングを始めるけどついていけない。
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やってきたこと
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共有する画面サイズを固定することができるオプションを追加しました。
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共有する画面サイズを固定する上での知識
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画面データ(全画面更新・差分更新)の送受信の流れ
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ゼミ中に起こる問題
- - framebufferUpdateというメッセージに付加される。
- - クライアントからサーバへ、framebufferUpdateRequestを送信する。
- - サーバからクライアントへ、framebufferUpdateが送信される。
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framebufferUpdateRequest
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- - クライアントがサーバに送信してほしい範囲をリクエストすることができる。
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- - incremental : 全画面更新 or 差分更新
- - x-position : x座標
- - y-position : y座標
- - width : 幅
- - height : 高さ
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+ - 発表者が代わる度に、ケーブルの抜き差ししなければならない。
+ - システム環境設定を開いて解像度の変更しなければならない。
+ - 画面の解像度の違いで綺麗に画面が映らない。
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共有する画面サイズを固定するための変更
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framebufferUpdateRequestの要素の変更
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- - リクエストする画面サイズを1280 x 800としました。
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Timerの追加
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画面共有システムTreeVNCを使えば
- - いままで全画面更新をしていたframebufferUpdateRequestを変更する。
- - Requestする画面サイズを変更すると、framebufferUpdateが滞ってしまった。
- - tightVNCでも試したが、同じような症状が発生してしまう。
- - 定期的(100ミリ秒毎)に差分をRequestするよう、Timerを追加しました。
+ - 手元のPCに先生の画面が映される!
+ - 教室の端っこに座っていても付いていける!
+ - ボタン1つで画面の切り替えが可能!
+ - そのままの解像度で共有されるので設定不必要!
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以上のような嬉しい効果が得られます。
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画面サイズを変更できる枠を作成したい
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枠をどのように使うか
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- - 共有する画面サイズを指定するための枠を作りたい。
- - 枠の内側を透明化する。
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- - host側で、viewerを閉じる代わりに、この枠を表示する。
- - 枠にボタンを設置しそれを押すと、rootに枠のサイズ(幅・高さ・x-position・y-position)が送信されるように。
- - rootからVNCServerへと取得したサイズを利用した、framebufferUpdateRequestを送信されるように。
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今後の課題
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- - 枠の追加をし、host側で指定した画面サイズが共有できるようにする。
- - 画面更新が頻繁な時、余計なアニメーションは読み飛ばすという処理の追加。
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従来のVNCとの違い
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バイナリツリー状にクライアントが接続される。
+ 各nodeに最大2台分のクライアントしか接続されない。
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配信する画面データをコピーする回数が減り、rootにかかる負荷が分散される。
+ これによって遅延や処理落ち等を解消しています。
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グラフ
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- - CheckDelayを利用したグラフを作成したい。
- 作るとしたら、どういったグラフが良いか
+ TreeVCNのこれから
+ - 外部からも接続出来るようにしたい
+ 沖縄から、東大の授業に参加できる。
+ - 音声共有
+ 遠隔で授業に参加するとなると、音声も必要となる。
+ - 複数画面の共有
+ 書記の人の画面も共有することによって、まとめがしやすくなる。
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AliceVNC
+ 分散ネットフレームワークAliceを用いた実装も行われています。
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AliceVNCを使用するメリット
- - 更新される画面サイズの量と画面更新時の遅延が関係してるのではないかと考えている。
- - 折れ線グラフを、木構造の各階層毎・各ネットワーク毎に作成する。
- - [ x軸 : 更新された画面のサイズ、y軸 : 遅延時間 ]
- - 授業中に不具合が生じてしまって、あまりデータが取得できていない問題を解決・・・。
+ - ネットワークトポロジの構成をしてくれる
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+ - VNCを直接いじることなく、Tree状に構成することができる。
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+ - TreeVNCで必要とされるコネクションを管理してくれる
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+ - TreeVNCで必要とされるコネクション
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現在取得できているデータからのグラフ
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- - 取得できているデータが少ない。
- - 画面サイズが大きいほど遅延が生じているという予想に反してバラバラになってる。
- - send checkDelayとreceive checkDelayの間に更新されているデータを、画面サイズとしている。
- - 有線接続だと、checkDelayの間に画面サイズのデータが取得できない。
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終わり
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ご清聴ありがとうございました!
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