-title: 琉球大学並列信頼研の紹介 --author: 准教授 河野真治 -- Cassandra Project 琉球大学情報工学科並列信頼研 准教授 河野真治 --琉球大学って
沖縄本島の中部 普天間基地のそば 那覇から30分ぐらい 宜野座はさらに北へ30分
--琉球大学って もちろん偏差値的に高い大学ではないですが... 沖縄にある7つの大学の中ではトップ 優秀な学生は優秀です (沖縄に残りたい学生がいる) そうでなければ沖縄になんか来てません --並列信頼研の研究テーマ 並列実行がテーマですが、動くだけでなく「信頼性」がなければいけません。 プログラミング言語 (CbC) PS3 (Cell) のTask Manager/Rendering Engine 分散プログラム (Federated Linda) プログラム検証 --プログラミング言語 (CbC) 継続と言う概念を基本とした C 言語 状態遷移系、ハードウェア、並列処理 などに向いてます。gcc を変更する形で実装。 --PS3 (Cell) のTask Manager Software Rendering Engine ゲームを作るための環境 Cell は 6 Core => 並列処理が必須 Task 単位でパイプラインで実行 (Gameやりたくて入って来る学生も...) --分散プログラム (Federated Linda) Linda Server Tuple を in/out/read する簡単なデータベース Single Threaded な Linda Server 多数接続 Linda Serverを相互に接続するメタエンジン 分散プログラムの実験に使う Cassandra に継る研究 --Cassandra に関する共同研究 Cassandra とは? 分散データベース 複数のノードにレコードが複数格納される Key Value Store SQLではなく、get/set と言う簡潔なAPI Java で実装された Open Source Linux 等と同様、Community により開発されている SEDA staged event-driven architecture --SEDA staged event-driven architecture 2001年にUCBで提案された、複数のスレッドを非同期に繋げることによるScalable なサーバの実装方法。 当時は、Java 1.3 で性能はそれほど良くはなかった Java 1.6 で Thread や java.nio の性能向上 Cassandra は SEDA を採用している --SEDA staged event-driven architecture Multi Thread でパイプライン的に実行
複数のrequestが同時にたくさんに来るような場合に有効。 --Cassandra に関する共同研究 Scalability を評価する環境を構築する Key Value Store の経験を積む 移植 データベース設計 運用 構成 優秀な学生を育てる --研究プラン 1Q Cassandra の評価 2Q Cassandra に向いたメタ文書管理情報データ構造設計 3Q 設計したデータ構造を扱う Web Service を構築する 4Q 構築したサービスの可用性とスケーラビリティの測定を行なう --Scalability ユーザやデータ量が増加しても、サービスの質と信頼性を維持すること 一見、余計なコストがかかる 簡単には測定できない
Scalability を測定する実験環境 システム構成 (WWW Server, Memcache, Database) --Cassandra 実験環境 琉球大学情報工学科のPCクラスタ NEC Express Server 180 台 CoreDuo 2GHz, Memory 1GB, HD 160GB x 2 Gigabit Ether, AlaxalA switch TORQUE/Maui によるjob管理 (自動実験投入) 90 台使えるが、落ちているものも多く 70-80台が使用可能 --現在迄の成果 次の発表で...