Mercurial > hg > Papers > 2009 > linda-sigos
view 1.tex @ 8:ec8f5479cae4
bbl
author | Shinji KONO <kono@ie.u-ryukyu.ac.jp> |
---|---|
date | Sat, 28 Mar 2009 13:45:45 +0900 |
parents | 624a45b40bfe |
children |
line wrap: on
line source
\section{ はじめに} 分散アプリケーションが多数開発されている近年、 ノードやネットワークの動的な変化、故障、性能の多様性を考慮した フレームワークが必要である。 分散環境ではスケーラビリティを確保すること重要である。ここでの スケーラビリティとはノードの規模の増大にも関わらず、 アプリケーションの性能を維持できることを指す。 分散アルゴリズムの作成には、論理的なプログラムの正しさだけでなく、 スケーラビリティのデバッグを可能にする必要がある。 つまり、デバッガ自体をスケーラブルに作る必要がある。 そのため、分散 フレームワークとして本研究室が提案しているFederated Lindaに、 スケーラビリティなデバッグを行う為のメタな通信を行うプロトコルエンジン を設計し実装した。 分散プログラムの デバッグを行う際には通信は必須であるが、その通信によって 本来の通信に影響を及ぼす恐れがある。 ここでは、スケーラビリティには若干問題があるが、 本来の通信に影響を与えないように、一つのトークンをリング上に 流す方法を提案\cite{kono03f,kono03d}している。本論文ではPCクラスタ上で実際の通信を行ない、100台程度の 分散プログラムでの評価を行なった。