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author Nobuyasu Oshiro <dimolto@cr.ie.u-ryukyu.ac.jp>
date Mon, 01 Apr 2013 05:22:03 +0900
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\section{研究の目的と背景}
ITシステムが巨大化していくにつれ, 障害発生事例が社会に与える影響もより大きな物となる.
それに伴い, ITシステムにはおけるディペンダビリティへの注目が増している.

そこで, DEOSプロジェクトはITシステムにおけるディペンダビリティを担保する技術体系をまとめ, 制度化, さらには事業化を目指している.
DEOSプロジェクトは2006年に独立行政法人科学技術機構(JST)はCRESTプログラムの1つとして始まったプロジェクトである.\cite{d_add2012}
DEOSプロジェクトは, 変化し続ける目的や環境の中でシステムを適切に対応させ, 継続的にユーザが求めるサービスを提供することができるシステムの構築法を
開発することを目標としている.\cite{deos2012}
DEOSプロジェクトではそれらの技術体系を「オープンシステムディペンダビリティ」として定義し, それをDEOSプロセスとしてまとめた.(\figref{fig:deos_proccess})

DEOSプロセスにおいて, 全てのデータを保持するD-ADD(DEOS Agreement Description Database)と呼ばれるデータベースがある.
D-ADDで扱うデータにはステークホルダ間で合意された契約書等も含まれる.
そのためD-ADDは基本ツールとして合意形成支援ツールを持っていると考えられている.

本研究ではD-ADDで行われる合意形成の1つの案としてモデルを提案しプロトタイプの実装を行う.
また, 実際に例題を入力してみてD-ADDにおける合意形成支援のあり方についての追求を行う.

\begin{figure}[tb]
  \begin{center}
    \includegraphics[scale=0.22]{figure/deos_proccess.pdf}
    \caption{DEOS プロセス}
    \label{fig:deos_proccess}
  \end{center}
\end{figure}