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author Shoshi TAMAKI
date Thu, 21 Feb 2013 22:53:20 +0900
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\begin{abstract}
従来,ウェブサービスとは,サーバーサイドでクライアントからのリクエストを処理し,クライアントは結果の表示を担当してる.
しかし,スマートフォンやタブレット端末の普及によりサーバーサイドの負担が増大し,ウェブサービスがダウンする事態が多々見られるようになった.
そのため,スケーラビリティがウェブサービスにとって重要な性質の1つとなっている.\\
スケーラビリティとは,
分散システムでは, ある複数のノードから構成される分散ソフトウェアがあるとき,その分散ソフトウェアに対して単純にノードを追加するだけで性能を線形に上昇させることが出来る性質である.\\
分散システムと聞くと,ネットワークを想像しがちであるが,並列に動作するソフトウェアもスレッドも他のスレッドと協調動作する必要があるため,分散ソフトウェアである.
すなわち,マルチコア上で並列に動作するソフトウェアにおいて,コア数に比例して性能も上昇するようなアーキテクチャが必要になる.
またウェブサービスは,サーバーサイドにてスケーラビリティを確保することが多く,クライアント側は有効活用されないことが多い.
しかし,クライアントはウェブサービスの需要に比例して増加するため,クライアントを有効活用したスケーラビリティ確保も有効である.\\
 本研究では,マルチコア上のスケーラビリティ確保のために非破壊的木構造を利用し,クライアントを活用するため分散版管理システムを参考にしたスケーラブルな分散コンテンツマネージメントシステムの設計と開発を行う.
また, 簡易掲示板システムを開発し, バックエンドとして本研究で開発した木構造データベースJungleとCassandraを用いた. 掲示板と本学科の並列計算環境を用いてスケーラビリティ検証を行った.
結果, Cassandra以上の性能を確認することが出来たが, 並列度を増しても台数効果を確認することは出来なかった.
課題として, Jungleのメモリ使用量の問題, 非破壊的木構造永続化の問題, マージ処理, 台数効果を確認できる検証を行うなどの課題を確認された.
\end{abstract}