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author Yuhi TOMARI <yuhi@cr.ie.u-ryukyu.ac.jp>
date Mon, 04 Nov 2013 15:42:34 +0900
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\section{研究の目的}
当研究室では Cell および Linux 、Mac OS X 上で動く並列プログラミングフレームワーク、
 Cerium Task Manager \cite{gongo:2008a}の開発・改良を行っている。
 Cerium は普遍的に演算資源を利用できるフレームワークを目指している。
Cell だけでなく、 GPU のような異なる種類のアーキテクチャを搭載した CPU 、
つまりヘテロジニアスな CPU が増えてきた。
 GPU の普及と高性能化にともない、
 GPU の演算資源を画像処理以外の目的にも使用する GPGPU ( GPU による汎目的計算)が注目されている。
 Cerium は演算資源として GPU の使用が可能である。

しかし、GPUのみで並列計算を行った場合、Taskによっては並列度が出ない場合がある。
そこで今回、データ並列によるTaskの実行と、MultiCore と GPU 上での同時実行を可能とした。
 Task を CPU と GPU の両方で動かす場合、どの Task を CPU/GPU に割り当てるかという Scheduling 等の問題がある。
 fft, sort, wordcount について実行速度を測定し、これらの問題の解決方法について考察する。