comparison paper/conclusion.tex @ 63:d770a2b534b3

Writed description of persistent
author Nobuyasu Oshiro <dimolto@cr.ie.u-ryukyu.ac.jp>
date Sat, 01 Feb 2014 15:59:14 +0900
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9 そのため, 分散バージョン管理システムを参考に分散設計を行った. 9 そのため, 分散バージョン管理システムを参考に分散設計を行った.
10 Jungleの分散設計では当研究室で開発している並列分散フレームワークAliceを用いた. 10 Jungleの分散設計では当研究室で開発している並列分散フレームワークAliceを用いた.
11 Aliceにより自由にトポロジーを組め, 他サーバノードへのデータアクセス機構を手に入れることができた. 11 Aliceにより自由にトポロジーを組め, 他サーバノードへのデータアクセス機構を手に入れることができた.
12 Jungleの分散実装ではデータの編集履歴であるTreeOperationLogをAliceが使用できるようにし, 木の名前と 12 Jungleの分散実装ではデータの編集履歴であるTreeOperationLogをAliceが使用できるようにし, 木の名前と
13 いった必要な情報を追加することでデータの分散を行った. 13 いった必要な情報を追加することでデータの分散を行った.
14 また, Jungleに元々設計されていたJournalを使ってログをディスクへ書き出すことで永続性の実装を行った
14 最後に簡易掲示板を作成, Cassandraとの性能比較を行った. 15 最後に簡易掲示板を作成, Cassandraとの性能比較を行った.
15 読み込み, 書き込みの負荷をかける実験を2つ行った. 16 読み込み, 書き込みの負荷をかける実験を2つ行った.
16 1つの実験ではサーバノード1台に対し複数のクライアントから負荷をかけた. 17 1つの実験ではサーバノード1台に対し複数のクライアントから負荷をかけた.
17 2つめの実験では複数のクライアントに対し同じ数のサーバノードを用意し数を増やしていき負荷を高めた. 18 2つめの実験では複数のクライアントに対し同じ数のサーバノードを用意し数を増やしていき負荷を高めた.
18 どちらの実験もJungleがCassandraよりも良い結果を示すことを確認した. 19 どちらの実験もJungleがCassandraよりも良い結果を示すことを確認した.
25 負荷が懸念される. 26 負荷が懸念される.
26 そのため, ノード単位で保持するデータを分ける実装が必要になる. 27 そのため, ノード単位で保持するデータを分ける実装が必要になる.
27 ノード毎に木構造単位で別々のデータを保持し, 持っていない木のデータ 28 ノード毎に木構造単位で別々のデータを保持し, 持っていない木のデータ
28 に対して要求がくると他からとってきて返すといった機能が必要になる. 29 に対して要求がくると他からとってきて返すといった機能が必要になる.
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31
30 \subsection{Mergerアルゴリズムの設計} 32 \subsection{Mergerアルゴリズムの設計}
31 JungleはMergeを使うことでデータ衝突の問題を解決をはかるが, この 33 JungleはMergeを使うことでデータ衝突の問題を解決をはかるが, この
32 Mergeはアプリケーション毎に考えなければならない. 34 Mergeはアプリケーション毎に考えなければならない.
33 今回, JungleにおけるMergeの例として掲示板プログラムにおけるMergeについて述べた. 35 今回, JungleにおけるMergeの例として掲示板プログラムにおけるMergeについて述べた.
34 だが掲示板のような単純なMergeですむアプリケーションは少ない. 36 だが掲示板のような単純なMergeですむアプリケーションは少ない.
40 プログラムの途中で接続がきれるとトポロジーがくずれたままになる. 42 プログラムの途中で接続がきれるとトポロジーがくずれたままになる.
41 接続がきれたJungleは単独では稼働し続けるが, 復帰を行えるようにしたい. 43 接続がきれたJungleは単独では稼働し続けるが, 復帰を行えるようにしたい.
42 そのためにはトポロジーに割り当てられた際に他ノードから自分の持っているデータとの 44 そのためにはトポロジーに割り当てられた際に他ノードから自分の持っているデータとの
43 差分のデータを流してもらうといった機能が必要になってくる. 45 差分のデータを流してもらうといった機能が必要になってくる.
44 46
47 \subsection{過去のデータの掃除について}
48 Jungleは非破壊でデータを保持し続けるため, メモリの使用量が大きい.
49 ある程度の単位で過去のデータの掃除を行いたい.
50 今回分散実装を行ったことで, 多数のノードでデータが保持され, その内の数台が
51 ディスクへ書き出すといったことも可能になった.
52 だが, Mergeの問題含め, どのタイミングで過去のデータを掃除すべきかは自明ではない.
53 分断耐性の実装の問題とも関わってくるが, どのデータがどれだけ複製して持っているといった
54 情報も扱う必要がでてくるかもしれない.
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46 %\subsection{Treeのバランスの問題} 57 %\subsection{Treeのバランスの問題}