diff paper/abstract.tex @ 65:27d920592c13

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author Nobuyasu Oshiro <dimolto@cr.ie.u-ryukyu.ac.jp>
date Sat, 01 Feb 2014 17:08:52 +0900
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 それに伴い, サーバサイド側への負荷も増大しウェブサービスがダウンする事態が出てきている.
 そのため, スケーラビリティはウェブサービスにおいて重要な性質の1つとなっている.
 スケーラビリティとは, ある複数のノードから構成される分散ソフトウェアがあるとき, その分散ソフトウェアに対して単純にノード を追加するだけで性能を線形に上昇させることができる性質である.
-そこで, スケーラビリティを持たせるためにアーキテクチャの設計から考えることにした.
-当研究室では非破壊的木構造を用いたデータベースである Jungle を開発している.
+ウェブサービスにスケーラビリティを持たせるにはまずデータベースがスケーラビリティを持たなければならない.
+
+そこで, 当研究室ではスケーラビリティのあるデータベースとして, 非破壊的木構造を用いたデータベースJungleを設計・開発している.
 非破壊的木構造とは, データの編集の際に一度木構造として保存したデータを変更せず, 新しく木構造を作成してデータの編集を行うことを言う.
 
 本研究では, Jungle に分散データベースと永続性の実装を行った.
 データ分散部分には当研究室で開発中である並列分散フレームワークである Alice を使用した.
-結果, 学科の並列環境を用いて複数のサーバノード間でデータの分散を行うことを確認した.
+学科の並列環境を用いて複数のサーバノード間でデータの分散を行うことを確認した.
 また, 例題アプリケーションとして簡易掲示板プログラムの作成を行った.
 Jungle と Cassandra により作成した掲示板プログラムに対して読み込みと書き込みの負荷をかけ
 比較を行った.
 結果, Cassandra以上の性能を確認することができた.
-
+課題としてデータ分割の実装, Mergeアルゴリズムの設計, 分断耐性の実装, 過去のデータの掃除についての課題が確認された.
 
 \end{abstract}