diff paper/chapter2.tex @ 1:2fd0f505cc68

chapter1
author Kaito Tokumori <e105711@ie.u-ryukyu.ac.jp>
date Fri, 05 Feb 2016 17:48:13 +0900
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 \chapter{LLVM, clang}
+LLVM とはコンパイラ, ツールチェーン技術等を開発するプロジェクトの名称である. 単に LLVM といった場合は LLVM Core を指し, これはコンパイラの基板となるライブラリの集合である. 以降は本論文でも, 単に LLVM といった場合は LLVM Core を指す. LLVM IR や LLVM BitCode と呼ばれる独自の言語を持ち, この言語で書かれたプログラムを実行することのできる仮想機械も持つ. また, LLVM IR を特定のターゲットの機械語に変換することが可能であり, その際に LLVM の持つ最適化機構を利用することができる.
+
+clang は バックエンドに LLVM を利用する C/C++/Objective-C コンパイラである. 具体的には与えられたコードを解析し, LLVM IR に変換する部分までを自身で行い, それをターゲットマシンの機械語に変換する処理と最適化に LLVM を用いる.
+GCC と比較すると丁寧でわかりやすいエラーメッセージを出力する, コンパイル時間が短いといった特徴を持つ.
+
 \section{clang の基本構造}
 \section{LLVM の基本構造}
 \section{Tail call elimination}