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author Tatsuki IHA <innparusu@cr.ie.u-ryukyu.ac.jp>
date Wed, 07 Feb 2018 18:11:33 +0900
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\begin{abstract}
現在の OS では拡張性と信頼性を両立させることが要求されている。
本研究室で開発されている Gears OS は処理を Code Gear、 データを Data Gear という単位を用いて、 信頼性をノーマルレベルの計算に対して保証し、拡張性をメタレベルの計算で実現し、並列実行を行うことを目標に設計されている。

Gears OS では Task を Code Gear と実行するときに必要な Input Data Gear と出力するための Output Data Gear の組で表現される。
このInput Data Gear/Output Data Gear によって依存関係が決定し、 Input Data Gear が揃った Code Gear が並列実行される。

信頼性の確保はモデルチェック、検証等を使用して行う。この信頼性のための計算は通常の計算とは別の階層のメタ計算として記述する。
また、 メタ計算は信頼性の他に CPU, GPU などの実行環境の切り替え, データ拡張等の柔軟性を提供する。

Gears OS の Task は 並列処理構文により、生成され、TaskManager を通して CPU、GPU の Worker に送信され Code Gear の実行を行う。

本論文では Gears OS の基本概念、並列処理機構の実装を行う。 また、並列処理を行う例題を用いて評価を行う。

\end{abstract}

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