# HG changeset patch # User riono # Date 1588766073 -32400 # Node ID cca3c80bc8c82060969f3625bac3d63876c54271 # Parent ed168831b86ae46cf8abcb554a97add61df89edb update diff -r ed168831b86a -r cca3c80bc8c8 Paper/ipsj.cls --- a/Paper/ipsj.cls Tue May 05 17:00:44 2020 +0900 +++ b/Paper/ipsj.cls Wed May 06 20:54:33 2020 +0900 @@ -1,4 +1,6 @@ + + % ipsj.cls (C) 2012 Information Processing Society of Japan % Copyright (C) 1995-2010 by Hiroshi Nakashima, Yasuki Saito and % The Editorial Board of the IPSJ Journal @@ -2051,7 +2053,7 @@ %% %=== \ifnum\c@year<\z@ -\c@year1959 \advance\c@year\c@volume +\c@year2020 \advance\c@year\c@volume \fi \number\c@year %=== diff -r ed168831b86a -r cca3c80bc8c8 Paper/riono-sigos.pdf Binary file Paper/riono-sigos.pdf has changed diff -r ed168831b86a -r cca3c80bc8c8 Paper/riono-sigos.tex --- a/Paper/riono-sigos.tex Tue May 05 17:00:44 2020 +0900 +++ b/Paper/riono-sigos.tex Wed May 06 20:54:33 2020 +0900 @@ -48,11 +48,19 @@ \section{画面配信ソフトウェアTreeVNCの活用} -現代の講義や発表、LTなどではPC画面で用意した資料をプロジェクタに移しながら進行することが多い。ゼミでは発表者を交代する際に、PC画面の切り替えを行う必要がある。 + +%% 現代の講義や発表、LTなどではPC画面で用意した資料をプロジェクタに移しながら進行することが多い。ゼミでは発表者を交代する際に、PC画面の切り替えを行う必要がある。 + +%% その場合、発表者のPCを接続するたびにケーブルを差し替える必要がある。発表者のPCによっては接続するアダプターの種類や解像度の設定により、正常にPC画面を表示できない場合がある。また、参加者もプロジェクタに集中を割く必要があり、同時に手元のPCで作業を行う場合集中の妨げとなってしまう。 + +最近の社会情勢により、世間ではリモートワークが増えている。リモートワークではビデオ通話を行いながら自宅で仕事をすることになるが、PCの画面共有を利用して情報を共有することも多い。 -その場合、発表者のPCを接続するたびにケーブルを差し替える必要がある。発表者のPCによっては接続するアダプターの種類や解像度の設定により、正常にPC画面を表示できない場合がある。また、参加者もプロジェクタに集中を割く必要があり、同時に手元のPCで作業を行う場合集中の妨げとなってしまう。 +ビデオ通話ソフトウェアの1つにZoomがある。Zoomはカメラを利用したビデオ通話に重点を置いて開発されているため、送信される画像に対してある程度のロスを許容して圧縮が行われている。そのためPC画面を共有した際に書類の文字がはっきり見えないということが発生する。またビデオ通話には、各地に存在するサーバを経由して通信を行っている。 -当研究室で開発している画面配信システムTreeVNC\cite{taninari:2011a}は、発表者の画面を参加者のPC画面に表示するソフトウェアである。そのため、参加者は不自由なく手元のPCを操作しながら講義を受けることが可能になる。さらに、発表者の交代もケーブルの差し替えを行わずに、全体に共有する画面の切り替えが可能となっている。 +当研究室で開発している画面配信システムTreeVNC\cite{taninari:2011a}は、発表者の画面を参加者のPC画面に表示するソフトウェアである。画面共有に特化しており、共有するPC画面をロスなく圧縮しデータを送信することが可能である。またPC同士で通信を行うため外部のサーバに接続する必要がなく、一般的なサーバ通信よりも高速に通信が可能である。 + + +%そのため、参加者は不自由なく手元のPCを操作しながら講義を受けることが可能になる。さらに、発表者の交代もケーブルの差し替えを行わずに、全体に共有する画面の切り替えが可能となっている。 しかし、画面共有は送信するデータ量が多いため、無線LAN接続で接続を行なった際に有線接続よりも遅延が大きくなってしまう。そこで本研究では、Multicast通信の実装を行い無線LAN接続でもTreeVNCを利用可能にし、TreeVNCの有用性を評価することで講義やゼミを円滑に行えることを目標とする。