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update conclusion
author Ken Miyahira <e175733@ie.u-ryukyu.ac.jp>
date Mon, 08 Feb 2021 20:19:13 +0900
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 次に, 新しく導入したPodmanの利用方法, SingularityとSlurmを用いGPUを使用する方法について述べた。
 \par
 第6章では, 第4章で構築したシステムの評価について述べた。
-%まず, 旧システムから利用するVM管理サービスの評価
+まず, ファイルシステムの評価を行う。
+旧システムで利用していたGFS2, NFSとCephの比較を行い, 書き込み速度の改善が見られた。
+次に, 旧システムから利用するVM貸出サービスの評価を行う。
+VMの作成やスペックの変更を申請なしに利用できるようになり, 管理者と利用者の手間が省けた。
+また, 差分による作成によりVMが使用する容量を小さくした。
+一方, 新しくコンテナ環境を整えることで, システムのリソースを効率よく利用できるようにした。
 
 \section{今後の課題}
 
+本研究で構築した教育計算機システムの今後の課題について述べる。
+
 \subsection{教育計算機システムの周知}
+旧システムのVM貸出サービスは講義等で告知されたりしたが, 実際にはあまり周知されておらず利用も少なかった。
+これは, システム管理チームからの利用方法について周知等が少なかったことも原因として挙げられる。
+本研究で構築した教育計算機システムは, VMからコンテナまで利用できる。
+だが, 利用は主にCLIから操作を行い, プログラムの実行にはSlurmを利用する。
+VM貸出サービスの変更や, コンテナ環境の利用方法についてまとめる必要がある。
+また, SlurmのJobの投下方法や必要なリソースの要求方法などをまとめ, 定期的な周知を行う必要がある。
 
 \subsection{ie-podmanのネットワーク構成}
-%ie-podmanのネットワーク構成, ip不足とか
 rootlessのPodmanではコンテナに個別にIPアドレスを割り当てられないため, Podmanをwrapperしたie-podmanを作成した。
 ie-podmanを利用することで, コンテナに個別にIPアドレスを割り当てられる。
 しかし, 現在のネットワーク構成はプレフィックス長が24のため, 最大254個のIPアドレスしか割り当てできない。
 コンテナを削除することでIPアドレスは返却されるが, コンテナを削除せず停止のままでは, 割り当て可能なIPアドレスが枯渇する。
 そのため, ie-podmanが利用するネットワーク構成の変更を行うか, コンテナが停止のまま数日経つ場合にie-podmanから自動削除する必要がある。
 
-\subsection{ジョブスケジューラの周知}
-%ジョブスケジューラの周知, 投げ方やリソースの要求等
-ジョブスケジューラの構成は汎用サーバ1台がログインノードと計算ノードを兼用し, 残りの3台が計算ノードとなっている。
-コンテナからプログラムの実行はSlurmにJobを投下しなくても, ログインノードで実行できる。
-また, GPUリソースを要求していなくても, SingularityやPodmanからGPUを使用るすことが可能である。
-SlurmによるJobやリソースの管理を行うことで, 利用者同士のリソースの競合を防ぐことができる。
-そのため, SlurmにJobの投下方法や必要なリソースの要求などを定期的な周知する必要がある。
-
 \subsection{バックアップの運用}
-%cephの運用, バックアップの保存場所等
 新システムのバックアップにはCephとさくらインターネットが提供する専用サーバを利用している。
 Cephはブロックデバイスとしアクセスを行い, XFSでフォーマットを行い利用する。
 だが, 新システム構築の試験時にCephのMONのIPアドレスを変更後, Cephに保存したデータが全て取れない問題が発生した。
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