comparison conclusion.tex @ 5:dfb89e32eea1

added gcc.tex, conclusion.tex and some sources. writed abstraction.
author kent <kent@cr.ie.u-ryukyu.ac.jp>
date Mon, 08 Feb 2010 00:35:58 +0900
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1 \chapter{結論}
2 \label{chp:conc}
3
4 \section{まとめ}
5
6 本研究ではContinuation based C(CbC)のGCCベースコンパイラの改善を行った。
7
8 CbCは軽量継続をベースとした言語で、 プログラムの分割による開発効率の向
9 上や、状態遷移という特徴を元にタブロー法を用いたプログラム検証などを目
10 的として設計されている。 CbC言語のコンパイラにはmicro-cとGCCの二つが用
11 いられていたが、GCCにはいくつもの問題があった。
12
13 そこで、本研究では\ref{chp:cbc}章においてこのCbCの紹介とともに、問題点
14 の洗い出しをおこなった。洗い出した問題点の中には、実用的なプログラムは
15 動作不能ともなりえるものも存在した。
16
17 \ref{chp:impl}章ではこれらの問題に対処するため、GCCベースコンパイラの
18 改善を行った。ここでは最初にGCCに移植した際の実装方法を再確認し、その
19 上で問題点の解決方法の提案、実装を行った。
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21 \ref{chp:eval}章では、\ref{chp:impl}章における改善点の評価とともに、実
22 用的なプログラムが動作可能になったことで、以前のコンパイラとGCCベース
23 のコンパイラで性能の比較を行った。
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25 本研究の成果としては、
26 \begin{inparaenum}[\bfseries a)]
27 \item 引数の順番でエラーが出ていた問題を改善し、実用的なCbCプログラ
28 ミングが可能になった。
29 \item 上の理由により、CbCプログラムをこれまで対応していなかった様々
30 なアーキテクチャで実行可能になった。
31 \item fastcall最適化によりx86アーキテクチャでの動作速度が改善された。
32 \item 以前のコンパイラとの比較ではx86ではあまり差が出なかったものの
33 、 PowerPCでは大きな向上が見られた。
34 \item リポジトリ管理方法の改善により、メンテナンス性が向上した。
35 \end{inparaenum}
36 などが挙げられる。
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39 \section{今後の課題}
40 作業中
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42 % TODO:
43
44 実用的なCbCプログラムが実行可能になった事で、CbCを用いた研究もこれまで
45 にない応用が可能になる。
46 特に、本研究室の提案するCeriumはこれまではC++を用いて実装されていたが
47 、現在はCbCへの移植作業が進行中である。
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49 % オブジェクティブCbC
50 % C2CbC
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54 今後はCbCを用いた検証手法の確立、またプログラム分割のためのCからCbCへ
55 の変換プログラムの実装などが必要になる。
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