view paper/introduction.tex @ 42:c399c755287d default tip

final slide
author taiki <taiki@cr.ie.u-ryukyu.ac.jp>
date Thu, 15 May 2014 14:45:30 +0900
parents 4e3f5de49e35
children
line wrap: on
line source

\section{VMを用いたWebサービスの教育}
Web サービスが IT 技術のひとつとして広まり、Web フレームワークなどの普及で学生でも実装が容易になってきている。そのため、学生でも Web サービスを開発する技術は必須なものとなっている。学生が個人で Web サービスを開発する場合でも、 Web サーバを手持ちの PC で構築し、外部の VPS やクラウド等へデプロイするワークフローを学ぶ必要がある。しかし外部のサービスを利用する場合に、学生のVMの管理を十分に行うことが難しく、コストも困難である。クラウド上で学生が使うVMの管理方法は、クラウドの運営者と協調してAPIなどを通して実現する必要がある。
ここでは、学校にあるサーバー機器(ブレードなど)を用いて、 Web サービスを学生が構築、開発し、運用する方法の実装を行った。

実際、本学の情報工学科では Operating System という授業を提供している。この授業では OS について学ぶ一環として、VM について学習し、課題を提出させる。課題では VM の環境を学生が設定し、情報工学科の持つブレードサーバ上にアップロードし、プログラムの実装や計測を行う。これを教師あるいはシステム管理者が学生の一つ一つのVMに対して対応を行うのは現実的ではない。
情報工学科のブレードサーバ上に VM に対する適切な権限を学生に委譲し、VM の起動・停止等の操作をさせる必要がある。
また、VM上で動くOSのセキュリティを適切に管理する必要がある。